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セミナーのご案内~組織経営に苦しんでいる真面目な経営者の方へ~

今回はセミナーのご案内です。

もし、採用や組織経営に興味がないという方は、時間を奪ってしまうことになりますので、これ以上読み進めないほうが良いかと思います。お時間がある方はお付き合い下さい。

私のブログのなかで時折出てくる「採用アセスメント」という選考手法は、採用面接という広く一般に用いられている選考手法と比較してあまりにも認知されていません。

採用アセスメントが、いくら採用面接と比べものにならないぐらい精度が高く、科学的な選考手法だとしても、この手法の認知度が高まっていかなければ、残念ながら今後も「知る人ぞ知る選考手法」という立ち位置から変化はないでしょう。

私の採用アセスメントとの出会いは、13年前に遡ります。

当時、お付き合いのあったある企業で中途や新卒者の採用が御多分に漏れずうまくいっておらず、その年も数名を残してほとんどが辞めてしまうという事態が発生していました。

ただ、このような事態は、複数名を同時に雇うあらゆる企業で発生しており、珍しい話ではありません。

この会社の経営者の素晴らしいところは、この状況に適正な危機感を覚え、「採用手法」に問題があるのではないかと考えたことです(実際、多くの会社では「採用だけの問題」ではありません)。

そのときに導入されたのが「採用アセスメント」であり、たまたまその会社へ顧問として訪問したときに概念化能力開発研究所さんのご紹介を受けたのが、出会いのキッカケでした。その後、代表の奥山氏に時間をつくって頂き、大塚の町中華屋で以下の話をじっくりと聞くことになったのです。

・アセスメントセンターの起源は、第一世界大戦まで遡る?
・スパイという特殊で類稀な能力を持つ人間を選抜するときに用いられた?
・日本では大手企業しか導入されていない?
・その大手企業も採用では用いておらず、主に昇任試験のみに用いられているのみ?
※たまたま前職の企業も導入をしていて、元上司がその昇任試験の体験を語ってくれていたこともあってより関心が高まりました
・年にひとり~数名しか採用しない中小企業経営者こそ有効活用できる選考手法?
・中小企業でも優秀な人を採用することができるし、中小企業こそ優秀な人を必要とする?
・「入社前」に応募者の働きぶりがわかる!?!?

新たな情報や知見に触れたことで、知的好奇心が満たされていく一方、自分の心にブレーキもかかっていきます。それもそのはずで、これまで出会った多くの経営者や経営コンサルタントと話をしていても
「人は採用してみるまでは分からないよ」
「優秀な人は大手やベンチャーに行く」
「中小企業は優秀な人を雇っても辞めてしまう」
という話に集約されていたため、正直なところ、奥山氏からもたらされた情報を吸収し消化するにはかなりの時間を要しました。なにせこれまでの自分の中にあった常識が大きく揺さぶられることになりましたから…。

最も大きな期待と猜疑心は、「採用前に人の能力を見極める」という点にありました。私自身、採用アセスメントに出会うまでに、「人を見抜く面接技法」「各種適性検査」「筆記や小論文」など、あらゆる選考手法を試しましたが、どれも精度のバラツキが有りすぎて、結局、知見の蓄積になる見込みもなく、採用前に人を見極めるのは無理だと考えていたからです。

さらに、開業当初から抱えていた組織が停滞してしまうのをどのように解消したら良いのか、という問題にもリンクしてくるのでは?と薄っすら感じました。

こちらも採用アセスメントに出会うまでは、
・人が育つ人事評価制度
・人間力向上研修
・中期経営計画
・経営理念の策定などなど、時間と労力をかけて取り組みはするものの、人が変わらなければ何ら変わらない実態に対して、「いったい経営や組織がうまくいくには、どうしたらいいのか、、、?」と思い悩んでいたのです。

 

答えは結局、「人」に行き着きます。

でも、「人」に行き着くためには、「人」を理解し適正に判断できなければ、本質的に「人」に問題があることさえ認識できません

その人を適正に理解するためには、自分のなかに「的確な判断軸」が無ければ、迷走することになります。

・あの人、仕事はできるんだけど、性格がねぇ…とか
・人は良い面もあれば悪い面もある…とか

総花的な評価しかできず、問題(人)の本質を捉えることができません。そして、解決の糸口さえ掴めず、解決に向けた「確実な一手」を打つ判断すらできないのです。

いま多くの会社が抱えている闇、
組織経営をしている真っ当な経営者が苦しめられている闇、
真面目に仕事をしている人が苦しめられている闇は、
企業経営者や採用担当者にその的確な判断軸がないから発生していると感じています。

ただ、その「的確な判断軸」は、容易に手に入るものではありません

また、手に入れるためには、かなりの痛み(失敗)を伴うでしょうし、何年かかるか分かりません。年に一人か二人しか採用しないような中小零細企業なら、何十年かかるというより、知見が積み上がる前に、問題行動を起こす社員やモンスター社員が入社してしまい、経営者の精魂が尽き果てる可能性だって否定できません。

その「的確な判断軸」は、採用においては「求める人材像を描きましょう」などと人事・採用コンサルや専門家から言われることも多いと思います。私も採用アセスメントを知る前は使ってました。ただ、今では「一切不要」だと思いますし、一社一社がそんな不確実な人材像を描くよりも、数万人の中から抽出された「仕事の生産性をあげてくれる能力群」を教えてもらったほうが正確であると考えています。私は世の中がこれだけ「効率的に仕事を進めましょう」「生産性を上げましょう」と言っているにも関わらず、この分野だけは一向にそんな声も上がらないのが不思議です。なぜ、みんなそんなに「遠回り」をしたがるのか、と。
※ただ、それもこれも採用アセスメントの認知度があまりにも低く「ほぼマーケットがない」ことに原因はあると思います。

そして、「仕事の生産性を上げてくれる能力群」をその道のプロフェッショナルから教えてもらって的確な判断軸を保有し、さらに、その能力を見極める術(選考手法)を知ることが、ワンセットで重要になります。

そのノウハウを体感できるセミナーが、今回ご案内するセミナーです。

値段は張りますが、
・採用に当たって肝となる「的確な判断基準」を得たい経営者
・人を雇っても負担が減らないと感じている小規模零細経営者や士業の先生
・顧問先企業に様々な施策を実行しても変化がないということに真剣に思い悩む同業の方

にとっては、今後の採用選考やコンサル内容を「本質的に変えるキッカケ」を得られるかもしれませんし、理解が深まれば顧客との適切な距離を取ることができるようにもなるので投資価値はあると思います。あくまで活かせるかどうかは個人次第ですが…。

採用アセスメントは、導入している企業に厳密な個人情報管理が求められるため、手法そのものを見る(体感できる)機会はほぼないと言っても良いでしょう。

今回、そのデモセミナーが数年ぶり開催されるとのことです。ご興味がある方は是非参加してみてください。

主催は、当事務所ではありませんので、直接、主催会社である「概念化能力開発研究所」さんへお問合せください。

開催の概要は以下のとおりです。

【セミナー名】
採用アセスメントデモンストレーションセミナー

【実施日時】
2023年5月18日(木)
12時30分開講 16時30分終講

【実施場所】
ホテルローズガーデン新宿 別館2階ローズルーム
(東京メトロ丸の内線西新宿駅下車徒歩1分)

【定  員】
20名

【参加料金】
お1人様 33,000円(税込)

【参加資格】
原則として経営者及び人事関係者に限らせていただきます。

お問い合わせやお申込みは以下のサイトでご確認ください。

採用アセスメントデモンストレーションセミナー

採用アセスメント自体は、安易に導入できる選考手法ではないと思います。多くの企業で、「人を見極める」手前の「人を集める」ことで躓いているからです。ただ、この人を集めることで躓いているうちは、会社の成長は見込めません。なぜなら、採用選考で最も重要なことは的確な判断軸をもって「応募者を選び抜く」ことだから。

そして、この「選び抜く」という行為自体が、応募者の自己肯定感を高め、内定辞退率を下げるという副次的な効果もあります。また、その企業経営者や組織内部のメンバーが真っ当な組織人であれば、入社した人は定着し、安定したサービスを提供できるようになり、組織は確実な成長をしていきます。

その起点を学びたい方は、ぜひ参加してみてください。

ABOUT ME
社会保険労務士 養父(ようふ) 真介
福岡生まれ大阪育ち、東京都杉並区在住。◆大学3回(年)生の1998年に社労士資格を独学で取得。◆コネなし・経験なし・僅かな資金で2008年に独立。◆2009年より介護福祉業界に注力。◆2010年に「人の問題解決」に必要な根幹技術となる「アセスメントセンター」という「能力診断技法」と出会い、数百時間にも及ぶ「人を見極める」という機会を得て、多くの組織が抱える悩みの根源を知る。◆その後、その知見を活かし、クライアントの組織で発生するさまざまな「人の問題」への対応方法について具体的な解決手段を提示し、組織を健全に保つ手助けを生業としている。◆社会保険労務士法人Noppo社労士事務所 TEL:03-6454ー6083 ※お電話の場合、まず職員が対応しますので、「ブログを見て問い合わせた」とお声がけ頂けるとスムーズです。
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  1. […] また、企業側には「採用した責任」が問われることになり、どんなに問題行動の多い人であれ「一定の指導努力」が求められることになります(もちろん、横領等の限度を超えた行動は話が別です)。企業側が何も努力せずに、労働力を搾り取れるだけ搾り取って、切り捨てることを良しとしないのは当然のことです。実際は、何一つ生産的な活動ができず、会社に損失だけを与えてしまう人も残念ながらいるわけですが、それでも会社は採用責任を負い、一定の「指導する努力」が求められます(このリスクを極小化したいのであれば、採用アセスメントという選考手法を導入するしかありません)。 […]