採用

人の病気も法人の病気も〇〇治療が大切

私は身長が188㎝。

なので、事務所名もNoppo(のっぽ)。

身長が高いということは、高いところに手が届いたり、人混みの中でも頭が出るので比較的快適だったり、遠くを見渡せやすかったり、3高(古い?)のうち1高は無条件で手に入ったりと良いことばかりのようですが・・

実際は・・

頭をぶつけやすいので自然と猫背となったり、椅子はどれも低くて座り心地が悪かったり、着たい服というよりは着れる服を選択せざるを得なかったり、タテに長いので腰を痛めやすかったり、普通の掛布団じゃ足がはみ出てしまったりと、あまり良いことはありません。むしろ、日本で生きていくには不都合なことばかり。

実際、何が一番辛いかというと、体の不調です。

仕事も書類作成が多く、かなりの割合で机にしがみついているため、意識して体を動かしていても夕方には体がガチガチになってしまいます。

これまで電気をあてに行ったり、整体院に行ったり、ボキボキするカイロプラクティックにおっかなびっくりで行ってみたり、ストレッチポールをグリグリと当てたり、ボールで臀部をほぐしたりと自分なりに模索してきましたが・・・改善しない!

すべての痛みから解放されるのは難しいとしても、できるかぎり根本的な治療をしたい・・とネット上をウロウロしていて見つけたのは、カイロプラクティックはカイロプラクティックでも、「第一頸椎の歪みを取る」というカイロ。要は、第一頸椎の歪みを取ることで、神経の通りを良くして、人間がもつ本来の自然治癒力を活かしてさまざまな症状を改善させていく、というものです。

まだ人体実験中なので、詳しくは今後に譲りますが、「根本治療になる」という点では、会社が健康になるプロセスと同じだ・・と改めて思いました。

巷では、整体院やボキボキ鳴らすカイロプラクティックなどさまざまな治療する場があります。実際、根本治療に繋がっているかどうかということは、施術者の技術や人にもよるのだと思いますが、私自身の感覚で言えば、大半のケースでは、その日や翌日程度は体調が良いのですが、どうも長続きしません。その原因はおそらく「根本部分」を治療していないから・・。結局、その根本部分からの影響で痛みが再発してくるのだと思います。また、痛みの原因を作っている習慣や食生活を「明確に認識して改善」していかなければ、また元に戻ってしまいます。

今回、第一頸椎の歪みを取る治療をして思ったのは、身体的などうしようもないことはさておき、アルコールやコーヒーを摂り過ぎていたり(アルコールはそれほどでもないのですけどね)、運動をし過ぎていたり、姿勢を悪くするような椅子を買っていたりと「体に悪いことも自ら散々していたよね」ということ。そりゃ、体も辛くなるわな・・と。「正しい情報」を知ることは本当に難しい・・といつも思います。

そして、それは、法人(会社)も同じことです。

法人が病気になるというのは、簡単に言えば、組織が不健全な状態になっているということ。

管理職に問題解決能力がなかったり、

ハラスメントが日常的になっていたり、

常識が通用しなかったり、組織の常識が非常識だったり、

他人を思いやっていたら損をするみたいな雰囲気が蔓延していたり、

そんな状況で生産性を語ることなんてできないですよね・・。

 

よし!じゃあ、法人を治療しよう!ということで、

立派な経営理念をつくったり、

こまかい経営計画書をつくったり、

管理職に意識改革を促すようなマネジメント研修を行ってみたり、

ハラスメント防止のために専門家を呼んで研修を行ったり、

人事評価制度をつくって、会社のビジョンに沿って社員教育をしようと試みたり、

就業規則やルールブックをつくって、社員の意識付けをしようとしたり・・、

と多くの会社が試行錯誤を続けます。

しかし、取り組んでいる間は、「やっている気」になるので、一般的な整体院や治療院などで痛い部分をほぐしてもらって気持ちよくなっているのと同じように、「会社が良くなっているんじゃないか」と未来に期待をしたりもするのですが、実態はほぼ何も変わらない・・・。

それは当然。

なにせ、中にいる人は同じですからね。

「法人の健全度合い」を決めるのは、当然のことですが、「個々の従業員の健全度合い」に依ります

ここを変えようとしないで、健康を取り戻すことなんてできないのです。

また、人を変えようとして研修や評価制度を整備しているとは思いますが、残念ながら変わることは”ほぼ”ありません。私自身、変わった人をみたことがありません。研修や評価制度に数十万~数百万もお金を注ぎ込むのは自由ですが、せっかく稼いだお金を無駄に使わないようにしたいものです。

とはいえ、「人を変える」ということで、一旦雇ってしまった人を簡単に辞めさせることも辞めてもらうことも簡単なことではありません。

※基本的にはできないと考えておいたほうが良いでしょうし、「辞めさせる方法があります!」なんてことをいう専門家がいたら、距離を置いたほうが身のためでしょう。

ですので、今の不健全な状態をつくってしまったのは、あくまでも「人」だということを認識すること

法人がしている「体に悪いことは何か」を正視すること。

では、法人がしている体に悪いことは何かというと、それは「リスクマネジメントを徹底していない採用」です。

人を見極めることは、とても難しいことです。面接など応募者のアウトプット(言ったことや書いたこと)を中心に見極めようと思っても、その人の本性はなかなか見えてきません。逆に、その時点で見えてしまったら、見送ったほうが良いでしょう。Noppoのクライアントでも勘のいい方(特に女性経営者)は、採用を検討している中で、判断に迷いがある場合、お電話でNoppoに相談をされます。

「経験が豊富であることをアピールしたいのはわかるけど、一方的に話をしてくる感じが引っ掛かる・・・」

「面接では終始にこやかだったのだけど、外ですれ違ったときにとても冷たい顔をしていて、こちらにも一切気づかずに通り過ぎていった・・」などなど

このような相談を受けて、さらに話を突っ込んで聞き、入社後にどのような行動を取る人であるのかを探っていき、選考をするに当たっての判断材料を提供します。ただ、このようなケースは稀ですし、中には選考を通過したいがために演じ切る人もいます。また、面接官の技量によっては、落としてはいけない人を落とすリスクがあることも経営者は決して見逃してはいけません(経営者が安易に採用を人任せにする弊害がこういう部分にあるのです)。

昨今、人手不足なので、求人募集を出しても人がきません。

求人票の内容を頑張って工夫してもなかなか人がきません。

医療・介護・福祉業界はさらに大変です。さらに介護保険ビジネスをしていると人員基準もあるため、何としてでも人を雇わなくてはならない状況になるので、「待ったなし」です。こうなると、「人を選ぶ」なんてできるはずもなく、職歴や資格だけを見て「はい採用!」なんてことは日常茶飯事です(そしてトラブルも日常茶飯事に・・)。しかし、それでは、法人が健康体を取り戻すなんてことはできないのですよね・・。経営者のストレスも減らない・・(経営者が孤独を抱えるのも理由があるのです)。もちろん、組織を陰で支えている健全な社員さんもかなりストレスを抱えている・・。もう常に心も身体も重い状態・・。

それでも、

「選考手法」を変えて、

「選考基準」を変え、

入口(採用)のリスクマネジメントを徹底

していかないと、法人が健康を取り戻す根本治療にはなりません。

ただし、その道のりは困難を極めます。

人が健康を取り戻し、あらゆる痛みから解放されるためには、タバコをやめたり、アルコールやカフェイン(コーヒーや紅茶など)や砂糖(チョコやケーキなどのお菓子類)の摂取を控えたりしなければ、本当にスッキリとした日々を送ることは難しいのかもしれません。でも、タバコもアルコールもカフェインも砂糖も、街中で生きていれば、誘惑だらけ。

それを振り払うには、痛みから解放されて健康的な生活を送りたい!という「強固な意志」や「覚悟」が必要でしょう。

採用も同じです。この強固な意志や覚悟がなければ、応募者が少ない中では、耐えることもできず、心が折れてしまいます。でも、そこで妥協をして採用をしてしまえば、これまでと同じ苦しみを繰り返すことになります。ですので、人で手痛い失敗をした人しか進みづらい道のりなのだとは思います。

ABOUT ME
社会保険労務士 養父(ようふ) 真介
1977年生まれ。福岡生まれ大阪育ち、東京都杉並区在住。◆大学在学中の1998年に社労士資格を取得。◆コネなし・経験なし・僅かな資金で2008年に独立。◆2010年に「人の問題解決」に必要な根幹技術となる「アセスメントセンター」という「能力診断技法」の専門家を擁する概念化能力開発研究所の奥山氏と出会い、数百時間にも及ぶ「人を見極める」という機会を得て、多くの組織が抱える悩みの根源を知る。◆その後、その知見を活かし、クライアントの組織で発生するさまざまな「人の問題」への対応方法について具体的な解決手段を提示し、組織を健全に保つ手助けを生業としている。
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