香港ひとり旅(2018年12月の記録)~その2~

二日目は、美しいビーチと豊かな自然に囲まれたリゾート地といわれる赤柱(スタンレー)へ!

と計画をしていたものの、トラムに乗って、香港島の街を横切っていくトラムに揺られていると、ふと、バックパッカーをしていたときの感覚が戻り、自分の旅は「ゆっくりと街を観ること」であり、「観光名所と呼ばれるところに行っても、あまり心が動かない自分がいること」に気づく。

頭は赤柱(スタンレー)だけど、心はトラムでゆっくりと揺られて過ごす時間を求めてる・・。

「よし!赤柱に行くのはやめて、トラム旅に切り替えよう!」と思い立ち、急遽大幅に予定変更へ。

二日目は街・街・街

香港島の「トラム」

香港島を横断するように走るトラム。

これがまたイメージしていた以上に良かった。

このトラムに乗るためにまた香港へ行きたいぐらい。

それも2階建て!幼い子供がいれば、これだけでも喜んでくれるはず。

先頭に座ると視界も広がるので断然おすすめです。

停留所で数台見送ってでも前方の席へ座りましょう!

飲茶が美味しい「連香居」

朝ご飯を食べに堅尼地城(Kennedy Town)行きのトラムに乗って、「連香居」へ。

グーグルマップの画面と外の景色をいったりきたりしながら、最寄りの停留所に降り、迷うことなく連香居が入るビルを見つけ、2階へ。

店員さんへ「ヤップンヤン(日本人)」「ヤッコ(1人」と伝えたら、空いている席を指示される。席についてからは「ボーレ―(プーアル茶)」。周りにいる人たちは、現地の人ばかり。毎朝ここに来て食べているような常連さんだと思う。事前に教えてもらわなかったら、きっと臆して行けなかっただろうなぁ。イメージできるほどの情報を事前にもらっていたことの有難みを感じた。

食べたものはこちら。明らかに朝から攻めすぎました・・。

おばちゃんがワゴンに食べ物を積んで、座席のそばをまわってくるスタイル。

食べたいものがあれば指をさして、渡されたカードにハンコをもらえばOKです。

ただ、席まで周ってくることは周ってくるのだけど、美味しいものはササっと席を立って、もらいにいかないとなくなってしまいます。

ですので、ここは強気にGO!

選ぶのに失敗しても基本的にはどれも美味しいから臆する必要もない(はず)。食べたいな、と思ったものにチャレンジするのみ!(私は一品失敗しましたけど・・。)。

・・・

腹ごなしも済んだところで、ふたたびトラム!

まずは北角(パッコ)を目指す。

北角の市場には、本当に様々なものが売られている。

肉も日本とは違って、生々しい売られ方だ。

北角から今度はフェリーで九龍(クーロンではなく、正しくは「きゅうりゅう」)へ行くことも考えたが、やはり、トラムにもっと乗りたい!という気持ちに(もうトラムの虜状態)。また西端までのんびり揺られていくことに。

この日が暖かい日だったから、一番前の席はポカポカしてて本当に気持ちがいい。

風も心地良く、香港を勧めてくれた方が駐在中にこの温かさと風を感じていたと思うと何だか嬉しく思うのと同時に、甘酸っぱいセンチメンタルな気持ちも沸き出てきた。

端に着いたら、今度は初の地下鉄へ!

九龍と香港島を結ぶ「スターフェリー」

地下鉄を使って中環(セントラル)にいき、ラマ島以来といっても昨日ぶりだが、九龍にいく初めてのクルーズ(香港スターフェリー)!

といっても、ほんの数分の船旅。

オクトパスカードのデポジットもセブンイレブンで100$(約1500円分)チャージして、準備も万端。

「あっ」という間だけど、この景色を眺められるのだから、何度も往復をしたくなる・・。

九龍に着いたら、そこはまたクリスマスに浮かれた香港の人達で溢れかえっていた。

 

エビワンタンメンなら「麥文記麺家」

お目当ての「麥文記麺家」まで九龍側の船着場から歩いて行き、エビワンタン麺を注文。

席は、歯の抜けた78歳のおじいさんと相席。おじいさんだが、雰囲気は若い。「エビワンタン麺の店が80歳で、ワシが78歳じゃ」といって笑っていた。

また、その人が食べてる「油菜」が美味しそうだったから、追加で注文をかけたが、これも当たりだった(大当たりと思いたいだけかもしれないが・・)。

でも、やはり食べ続けると飽きるからワンタン麺と一緒に頼めば良かった、と若干後悔。エビワンタン麺はどんぶりで来るのかと思っていたが、ご飯茶碗より少し大きめ程度で意外と少なく感じる。もう1杯はいけたな。

 

衝撃的な出来事が発生・・

エビワンタン麺のあとは、お土産でも買いに行こうかと思いスマホで検索すると、「ジェニークッキー」が長時間並んでも買う価値があると評判であることがわかった。

麥文記麺家(エビワンタン麺のお店)から一駅だったから、歩いて向かうことに。

途中、「優品360」という小売店で、貝殻の形のチョコレートを見つけた。娘が「貝殻が欲しい」と言っていたので、勢いで購入。

ただ、そのときに同じ形のチョコレートを買ったインド系のおじいさんが、同じものを買ったので、少しジッと見ていたら、こっちに気づいてニコリと笑ったのだが、何とその後、持っている手提げ袋にスッと入れて買わずに出ていったのではないか・・。あまりにも自然な動作に呆然としながら、しばらく立ち尽くす・・。

日本でも見たことがない万引きを香港で目の当たりにするなんて・・。今思い返せば行きの飛行機で観た映画は「万引き家族」。

ジェニークッキーにたどり着いてみると、なんと口コミどおりの長蛇の列。「こりゃあかん」と思い、明日の朝に並ぶかどうかを考えることに。ひとまず、九龍を離れるため、再びスターフェリーへ。しかし、道を間違え、人混みが疲労に追い打ちをかける。

スターフェリーからの夜景

スターフェリーに乗り、夜景が見事なもんだから、行って帰って、行ってしまった。段々と乗りなれてくるし、見えるものも変わってくる。

さぁ、これからどうしようかと船着き場で考えるも、疲れが溜まってしまって、ふたたび九龍の男人街にいく気力がわかない。でも、行きたいという気持ちもやはりある。結局、あの人混みにもう一度いく気力はないという結論に至り、香港島の東の街を散策することに。

何より、あのトラムにまた乗れるということで気力が少し回復。また、2番目に美味いという評判のクッキーカルテットにも立ち寄れるし、ホテルに近いトラムの停留所から歩いて帰ることもやっておきたかった。これができると距離感がつかめて自由度も大きく変わってくる。時間が読みやすくなるのは、旅をする上で重要だ。

クッキー・カルテットは想定よりも値段が高くあっさり断念。

んーやること終わったから、どうしようかと悩んだが、ホテルに帰らざるを得ないことに・・。というのも、ホテルへの道を検索していたときに、スマホの電池をかなり消耗してしまったため。朝から晩までスマホの地図とインターネットを使いまくったら、当然か・・。こうときのためにモバイルバッテリーはあったほうがいいなとは思う(重くなるが)。Wi-Fiのほうは、入り切りしなきゃ保たないかと思っていたが全く心配はなかった(個体差があるのかもしれないが、基本は大丈夫なのではないかと思う)。

でも、これで帰るのも何だか寂しい。何か買いたい食べたいという物欲と、店に思い切って入れない不甲斐なさ感を打破したいために、帰り道の方向性を確実に掴んだところでウロウロ。

鴨肉を食べに「強記飯店」へ

運良く繁盛してる「強記飯店」というお店を発見!

念願の「三焼飯」!。

豚も油でカリカリに揚げていて、旨かった!

その帰り道に、変わった形の鈴カステラを見つけ購入。そうだ、その前にもエッグタルトを5.5$(82.5円)で購入。他のお店より安かった。裏道にあったからかも。

そして、もう一つ!あまり並んでいないタピオカミルクティー店を発見!

なんとか飲みたいものを買い、満足して帰路につく・・が何と、道が結構薄暗く、ちょっと怖いので子供連れの前の人に追い付いて歩いた。

その後、なんと、この階段!?みたいなところをホテルへのアクセスとして、グーグルマップが示す・・。マジか!と思っていたら、今度はインド人と思われる集団がワラワラと降りてくるではないか・・。なんかさらに上りづらい・・と思っていたら、香港人男性が突っ切って行ってくれたから後ろを追うことに。

階段を登りきったところは、グーグルマップどおり「ホテルの目の前の道路」でした。

三日目も街・街・街

ふたたび連香居

ホテル近くのトラム停留所からで朝食を食べに連香居へ。

トラムをこうして自由に使えるようになっていることがとっても嬉しい。

連香居も二日連続なので、ちょびっと常連気分。そして、気持ちに余裕がある分、より雰囲気を楽しめる。

お土産「Jenny Bakery」のバタークッキーとトラムでの出来事

連香居を出たあと、その足ですぐトラムに乗り込み、ジェニーベーカリーへ向かう。

香港島側のジェニーベーカリーは朝なら混んでいないという口コミを見て行ったのだが、本当に並んでいない。クッキーの缶を見て、こりゃ、職員さんが好きな缶かも・・ということで急遽買い増し(あとで渡したときの反応を見る限り、こういう缶じゃないんだなという残念な結果にはなったが・・。優しいので、本人は決して口にはしない・・)。

そこからまたトラムに乗り込み(なぜか無茶苦茶くるのが遅かったが、3台連なってやってきた)、銅鑼湾(ゴーズウェイベイ)へ。座っていたら、フィリピン人のおばちゃん達が笑いながら、半ば強引に座ってきたが、愛嬌のあるおばちゃん達で、邪気は全くないため、ぎゃくにほっこりした。

ただ、「ギュウギュウに詰めてしまって申し訳なかったかしら?」的な雰囲気が少し漂っていたのを感じた。それが、確実になったのは、銅鑼湾(ゴーズウェイベイ)近くになってきたときに、その二人組のおばちゃんが前方に座る柔和な雰囲気をもつ若いフィリピン人の女性の席へまた二人がかりで移動したのだ(そこは2人席なのに・・)。

それからまた、後ろを振り返るもんだから、笑いながら手振りでここに座っていいよと言ったら、再び戻ってきて一緒に座ることに。思えば、フィリピンの人なら英語話せるんだから英語話せば良かった。でも、十分通じあえてたからいいよねと思う。

銅鑼湾(ゴーズウェイベイ)

銅鑼湾(ゴーズウェイベイ)で降りる前にお二人さんに笑顔でバイバイをして気持ちを朗らかにしてトラムを後にした。

向かった先は、レーンクロードのデパート。行った先がタイムズスクエアと呼ばれるところで、その規模感にひぇーっという感じと、ディズニーランドに行ったときのようなワクワク感も少し。

お目当ての子供服はなかったのだけど、娘が好きそうなアメが買えたから良し!(そのアメは11か月経過した今もお菓子箱に眠っていますが・・)

これにて、香港への旅は終了!(大満足!)

エアポートエクスプレスに乗るために、余裕をもって香港島駅へ。

土日の香港島駅周辺は、フィリピン人のメイドさんたちでごった返しているという話を聞いていて、ぜひ見てみたい!と思っていたのですが、それがこちら。

段ボールなどで自分たちのスペースをつくったり、階段に座ったりしておしゃべりに興じている姿には、異国の地でお金を稼ぐ人たちの逞しさが垣間見れました。

 

香港のまとめ

黒人は少ないと感じましたが、やはり、国際色が豊か!

歩きタバコ多い!

スマホ歩きも多い!でも、日本人よりはちゃんと周囲を見て歩いているからそこまで邪魔には感じない。

かなり、電子マネーが進んでるかと思ったが、まだまだ現金も必要(行くところによるかな。ジェニーベーカリーは結構高いのに現金のみ。)。

信号は安全であれば渡る!という感じ。

トラムなどの交通手段は激安だが、物価は高い。

何と言っても香港の街並みの特徴は、高層ビル群。

ノッポにはいいんじゃないかと思える建物の高さと密接度。ビルばかり。

土日の香港島駅周辺のフィリピン人メイドさんの集団。ダンボールハウスを作り、一帯を占拠する姿は、やはり、エネルギーがある!

次回は、今度はもっと美味しい店をピックアップして、ガッツリ注文してみたい、

トラムに乗りまくって、一日をゆっくり過ごしたい、

九龍にいき夜の街をゆっくりと歩き回りたい、

と思います。

香港への航空券代と物価

往復航空券はANA 50,300円(行きは羽田、帰りは成田)

1$(香港ドル)=約15円

香港国際空港から香港島のエアポートexpress 115$ 約1725円

トラムは2.6$ 約39円(私はトラムだけで満足できる自信があります)

九龍と香港島を結ぶスターフェリー 2階乗船だと3.7$ 約55.5円(もうこの辺は乗り放題感覚)

強記飯店の三焼飯 78$ 約1170円

エビワンタン麺 36$ 約540円 油菜 23$?

空港のターミナル2のファーストフード的な鴨丼 56$ 約840 円

カスタード饅頭は、7.5$ 約112.5円 日本に近いかな。

香港ひとり旅持ち物リスト

【必須】

□パスポート

□スマホ+充電器

□Wi-Fi+充電器(基本、空港で受け渡し)

□財布(クレジットカード数枚)

□航空券のチケット(eチケットなど)

□ホテルのバウチャー(あれば)

【必須以外】

□ガイドブック

□パスポートコピー

□着替え

□歯ブラシ、フロス

□カメラ ※スマホでもOK

□変圧器

□現金

□紙とペン ※香港は漢字で伝えることもできます

□ティッシュ

□オクトパスカード ※現地で購入。トラムも地下鉄もフェリーもこれ1枚!

香港街歩き時の持ち物

□香港ドル

□オクトパスカード ※現地購入

□クレジットカード

□スマホ

□Wi-Fi

□ガイドブックか紙のマップ

現地で使いたい言葉

・すみません ムコイ

・ありがとう トーチェ

・いらない ムサイ

・いくら? ケドーチン

さいごに

久しぶりの海外旅行はどうだったか?

とにかく、緊張した!!

何が不安なのかを具体化できておらず、ちゃんと調べておけなかった。前もって現地をイメージできるぐらいまで丁寧に情報提供を受けていたので、自分で調べるのを怠ってしまったのが悔やまれるところ。もっと駅からの道や、それぞれの交通機関の使い方を調べておくべきだった。そういうことが中々できない性分でもありますが・・。

海外旅行は、気分を一新させてくれる。

ドキドキ・ワクワクは、日常では得られないものがある。

地上を飛び立っ緊張感。

海外に降り立つ緊張感。

得られるエネルギー。

匂い、風、色。

五感に与える刺激は替えがたい価値がある。

街をみる。街を歩き尽くす。

そして、街の人とキッカケがあれば少しでも多く触れ合う。

それができたとき、色鮮やかな旅になる。

それだけでも十分な価値がある。

これを書いていたら、また香港に行きたくなってしまった・・。

・・・

自分たちの国を守るために、必死に抵抗をしている香港の若者たち。

1国2制度の期限もあり、いまここで屈したら、自分たちの国は自分たちの国ではなくなるという本当に強い危機感があの反政府デモに繋がっているのだと思うと、その思いには、胸が苦しくなる。

日本もこのまま国力が弱くなっていけば、決して他人事でもないのだと思う。自分たちの国が存在することの有難みを感じざるを得ない。

ABOUT ME
組織人事コンサルタント・社労士 養父(ようふ) 真介
1977年生まれ。福岡生まれ大阪育ち、東京都杉並区在住。◆大学在学中の1998年に社労士資格を取得。◆コネなし・経験なし・僅かな資金で2008年に独立。◆2010年に「人の問題解決」に必要な根幹技術となる「アセスメントセンター」という「能力診断技法」の専門家を擁する概念化能力開発研究所の奥山氏と出会い、数百時間にも及ぶ「人を見極める」という機会を得て、多くの組織が抱える悩みの根源を知る。◆その後、その知見を活かし、クライアントの組織で発生するさまざまな「人の問題」への対応方法について具体的な解決手段を提示し、組織を健全に保つ手助けを生業としている。