ときどき目の奥がズシーンとくるような目の使い過ぎによる痛みを感じたりはしていませんか?
今回は、知っているだけで、目の疲れを防止できる対策を。
ただ・・、効果には個人差があり、好みによってはできない方も。
私の場合は、本当に長らく悩まされていた酷い眼精疲労から解放されました。
とはいっても、特殊な方法でも何でもなく「簡単な方法」です。
既に取り組んでいる方もいるかもしれませんが、その際はご容赦を・・。
サラリーマン時代から目の疲れに悩まされていた
前職のときもパソコンをそれなりに使って仕事をしていたのですが、パソコンの前に座っている時間が長くなると、その翌日か週の後半ぐらいには、目の奥がズシーンとくるような眼精疲労に襲われと頭痛にも度々悩まされていました。
この眼精疲労は、ずっとこめかみを指でもみほぐさないと、その痛みから解放されず、仕事も集中できない・・という状態でした。
デスクワークが多い方であれば、同じような辛さを抱えている方も多いのではないでしょうか。
ブルーベリーのサプリを飲んでいた時代
今回お伝えする方法を知るまでは、この眼精疲労の原因について、発生原因を特定することなく、自分自身の「眼の力が弱い」という思い込みをしていました(実際に一因であるかもしれませんが。)。
そのため、このときに選択した眼精疲労への対策は、「ブルーベリーのサプリを服用すること」でした。確か1袋1,500円程度(今サイトを見たら更に値上げしてますね・・)で、ビルベリーだか何だか目に良い成分が盛りだくさんみたいなものだったかと思います。
恐らく、最低でも数年は飲んでいたかと思います。そのサプリ通販の会社が発行するニュースレターの体験談などを読み、同じような眼精疲労に悩まされた人たちがこのサプリを飲んでから、眼精疲労に悩まされなくなったという感想を眺めつつ、なんとなく「効いているのかな」と思い込んでいた節もあります。ただ、目の奥にズシーンとくるあの痛みはやはり定期的に発生していたのです。それなら早くサプリの効能に気づけばいいのに・・という感じなのですが、要は私が「鈍感だった」と思います。
転機は「宇宙飛行士の配偶者」からの情報
転機は、独立後に聴講したある会社主催の講演です。
宇宙飛行士の向井千秋さんのご主人で病理専門医の向井万起男さん※という方の講演があり、普段受講しているセミナーとも毛色が異なり、面白そうな話が聞けそうだということで参加することに。
※向井万起男さんは、漫画「宇宙兄弟」の中に登場する人物で、茄子田シゲオのモデルになった人。ちなみに、この宇宙兄弟に出てくる「宇宙飛行士を選抜する試験」は、私が人を見極めるという視点を持つに至ったアセスメントセンター(行動分析手法)の仕組みそのものだったので、「優秀な人かどうかを見極めて採用するなら、この手法ですよ!」と誰かにこのことを伝えたい!という強い衝動に駆られたのを今でも覚えています。
話を戻します。
この講演会で記憶に残っている感想と向井さんの言葉。
それは、
「あぁ、こういう夫婦の形もあるんだなぁ」
ということと、もう1つ、
「私、この年(60代半ば)になっても老眼じゃないんです」
という発言。
もう8年前ぐらいの記憶なので、この程度しかないわけですが、結構衝撃的でした。
「老眼」という症状を正確に把握していたわけではなく、目の良かった人が新聞を持って、近くにやったり、遠くにやったりして、「うーん、見えづらい・・」と唸る程度のイメージ・・。
ただ、眼精疲労に悩まされていた自分としては、
「老眼じゃない=目を老化させない方法がある」ということ?
そうであれば、それはすぐにでも実践したい!と。
このセミナーを契機として、酷い目の疲れがほぼなくなり、眼鏡のレンズの定期的交換をする必要もなくなったのですから(基本的に成人すれば近視はほぼ止まるようですが、最近は成人でも近視が進むということを2019年11月7日のクローズアップ現代でも放映されていました)、費用対効果の高い講演だったと8年後にして思います。
やることは簡単 ※早く結論を知りたい方はこちらを
やり方は至って簡単で、お金もかかりません。
要は「輝度を下げる」という作業をするだけ。
各デジタル機器もここ数年で非常にこの輝度の調整がしやすくなったと思います。ただ、自分で調整をしなければ、初期設定の輝度は高いままなのですよね。各機器の調整画面は以下のような感じです。睡眠の質にも影響することなので、やるなら徹底してやりましょう。
パソコン
私のパソコンでは、モニター上で右クリック→ディスプレイの設定→「夜間モード」という選択肢があり、これを常時ONにしています。
モニター側は、モニターの下部や横などにボタンがあり、それを調整することになるかと思います。
スマホ
画像はアンドロイドです。
iPhoneには、前述のPC同様のNightShiftという機能があるようです。
携帯
正確にはガラホですが・・。
液晶テレビ
※古い機種のテレビはこの設定ができないのもあるかもしれません。
うちにあるテレビは最大限に落としてもまだ明るいと感じるため。
ブルーライトは目に良くない、という認識は多くの方が持っていると思います。そのブルーライトの発生源を「制御する」のです。
私が以前ブルーベリーサプリを飲んでいたときは、自分の目が弱いと思い込み、眼精疲労となっている原因に向けませんでした。今でも悔やまれますが・・
今、このブログをパソコンの画面で見られているのなら、その画面の後ろにある光源が眼精疲労の原因の1つです。ブルーライトをカットするフィルムも販売されていると思いますが、それでも良いと思います。要は、その光源を少しでも抑えることが大切です。
私の場合、パソコンのモニターの輝度は最小限に落として、さらに「睡眠前モード」みたいなものもついているので、それも常時オンにしています。
正直、普通の人が見ると違和感ありまくりじゃないかと思うぐらいの暗さです。でも、そのお陰で、サラリーマン時代よりパソコンをみる時間が明らかに長い状態の今でも、目の奥がズシーンとくるような眼精疲労に悩むことが極端に少なくなりました。
いかに光源が目に悪いか・・ということですね。
もちろん、ブルーベリーのサプリも飲んでいません。
輝度を下げるようにして、目の疲れを感じることが少なくなり、「サプリ、要らないかも・・」と思い、定期購入を止めて、今に至ります。
ただ、輝度を下げることが苦手な人もいるかもしれません。
うちの職員さんもご多分に漏れず、パソコンのヘビーユーザーで、うちの事務所に勤務してから、視力がダダ下がりだったので(申し訳ない・・)、この方法を伝えたのですが、暗い画面が好みではなく、輝度を下げられないままでいるため、やはり、視力は落ち続けているようです。
暗い画面にして、生産性が落ちても意味がないですし、ここは非常に難しいところです。
子どもにも配慮したほうがいい?
子どもにも輝度を下げるという対応はしてあげたほうが良いと思います。ただ、逆に画面が暗くなることで、顔を近づけてしまい「近視」になってしまう可能性も否めません。
2019年11月7日放送のクローズアップ現代「近視の常識が変わる!」では、一日2時間以上の屋外活動(木陰でもいい)で近視の予防ができる研究結果が海外で示されていることが放映されていました。
台湾やシンガポールなどでは、子どもの近視が増え続けていることへの危機感から国が政策として取り組んで実績もあげているようですが、日本と韓国のみが取り残されている状況のようです。
日本では、通学と学校内の休憩時間を含めても2時間の屋外活動を確保できていないようなので、意識的に親が放課後の屋外活動を促すしかないように思います。塾とか習い事があると、これもまた難しくなるのでしょうけど・・。
うちの娘も御多分に漏れず近視傾向なので(原因は遺伝的要素とやはりタブレットやスマホの影響が大きいのかなと・・)、土日は屋外での活動を増やさねば!ですね。
クローズアップ現代「近視の常識が変わる!」も再放送されるでしょうし、NHKのHPにも掲載されていますので、子供を持つ親御さんは一読をお勧めします。
➡日本眼科医会が作成しているチラシをご案内しておきますので参考にしてください。 https://www.gankaikai.or.jp/info/gigaP6_A4.pdf
近視になってしまうと仮性近視の場合は回復する可能性はあるらしいのですが、そうではない「軸性近視(眼軸長が伸びてしまうことによる近視)」の場合はほぼ回復は見込めないとのこと(ガーン)。後悔しないためには予防が一番です。